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STUDIO BLOG鬼か仏か?! 中村敦プロのブログ

2024.09.16

ヒールが走るパッティングはショートする!


 「グリーン上でパッティングをすると

 必ずショートするんですよ」と

 常々言っていた男性会員様とラウンドをした。


 この方は高麗グリーンのコースの

 メンバーなので

 そのせいでショートしていると思っていた。


 そんな中でラウンド・・・・・・


 ご一緒したコースはベントグリーンなので

 そんなに重くないのに

 この男性のパッティングは

 ロングパット、ミドルパット

 場合によってはショートパットですら

 大きくショートする。


 何故か?・・・・・・・


 理由が分かった。


 「パターのクラブヘッドを

 真っすぐ引いて真っすぐに

 フォーローを出そうと思っていません?」の

 私の問いに

 この男性は

 「もちろん」と答えた。


 パターのヘッドは

 「真っすぐ引いて真っすぐ出す」と

 思っている方は多い。


 私はよく

 「ヒールが走ってトウ側が

 走っていない」と表現することがある。


 例えばショットの時でも

 正しく振れば

 ダウンスウィングでクラブヘッドの

 ヒール側から降りてきて

 インパクト後にトウ側が

 一気に追い越していって

 エネルギーを発生して

 大きな飛距離を生み出す。


 その逆でフェースを

 真っすぐに進行方向に出していって

 左肘が抜けたようなスウィングになり

 飛距離が出ないって方は

 ヒールが走ってトウが走っていない方だ。


 パッティングでも似たようなことがある。


 小さな動きだから気付きにくいが

 正しいパターヘッドの動きは

 インパクト後は若干ヘッドが返り

 トウが進行方向に出ていく。


 上から見ると

 真っすぐにクラブヘッドが

 動いているというよりかは

 扇型のような感じで動く感じだ。


 前出の男性のパッティングも

 真っすぐにパターのヘッドを

 進行方向に出そうとして

 ヒールだけが走ってトウが

 全然走っていないため

 エネルギーが発生していなくて

 いつもショート(届かない)の

 パッティングになっていた。


 同じような会話は日常茶飯事だ。


 「真っすぐ引いて、真っすぐ出す」って

 考えている方

 いつも「ショートする」って方は

 トウを動かす動きを研究してみては

 いかがだろうか。



 昔、私がトーナメントに参戦していたころ

 某ゴルフ雑誌に仲の良いパター名人のプロの

 パターレッスンの記事が載っていた。


 そのプロは記事の中で

 「パターのヘッドは

 真っすぐ引いて真っすぐ出す」と

 言っていた。


 後日、試合会場の練習グリーンで

 そのプロと会ったので

 ストロークを後ろから観察させてもらった。


 そのプロのパターのストロークは

 真っすぐ引いて真っすぐ出すものではなく

 扇型のストーロークで

 フォローでクラブヘッドは

 若干、返っていた。


 そのプロにとっては

 体感的に真っすぐにクラブヘッドを

 動かしているつもりだったのだろうけれど

 自然に返る動きが入っていた。


 プロは真っすぐと思っていても

 若干のクラブヘッドの開閉はあるはずだ。


 そんな記事を見たアマチュアの方が

 「ショートする。届かない」と

 なってしまうかもしれない。


 気を付けて。


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