2025.11.17

同好会会長が７０台！

　どんなスポーツでも向き不向きってある。


　ゴルフだって例外でなく

　向いている方は上達が早いし

　向いていない方は上達が遅い。


　当スタジオも営業を開始してから

　もう１５年半になる。


　現在、最も古い会員様は

　会員番号３８番のH様だ。


　H様には毎月開催している

　『NPゴルフ同好会コンペ』の

　会長を引き受けていただいている。


　H様とはもう１５年の付き合いであるし

　同級生でもある。


　家族ぐるみで食事に行くこともあるし

　H様は私とのラウンドが好きなので

　ラウンドレッスンには

　頻繁に申し込んでくる。


　もう５０回くらいは一緒に

　回っているのではないだろうか。


　１５年前・・・・・・


　H様との初めてのラウンドレッスン。


　H様・・・・・・・


　まったく球に当たらない。


　スコアーは１６０程と記憶している。

　
　それから１年・・・・・

　２年と時は流れるが

　H様の上達は遅い。


　本人もそれは分かっているらしく

　「NP入ってなかったらゴルフ辞めてる」と

　よく言っている。


　要はH様はゴルフに向いていない方だ。


　H様の武勇伝は多々ある。


　一緒に回ってて

　ロングホールの２打目で

　数m先に大きな木がある。


　そして、その木の方にアドレスを取って

　フェアーウェーウッドを強振。


　木に当たった球は大きく左に跳ねて

　OBに飛び込んだ。


　私が「木を避けなければ」と言ったら

　「当たると思わんかった」と。


　とにかくH様は木に当てる。


　木が前にあろうと無謀に攻める。


　一緒に回って

　木に当てなかった日はないと言っても

　過言ではないくらいだ。


　ある日強風のラウンド。


　池越えの１５０ヤードのショートホールで

　かなり強い向かい風。


　私は「１８０以上は打たなきゃな」なんて

　考えてるときに

　H様がショット。


　球は池のど真ん中に落ちた。


　私がH様に「何番？」って聞いたら

　「７番」って答えたので

　「風は？」って聞いたら

　「風、関係ある？」って答えてきた。


　そんな感じだったH様。


　ここ１年半ぐらい

　少し安定がみられるようになってきた。


　ラウンドレッスンのたびに

　裏切られ続けられていたのだが

　最近は考えているし

　ゴルフに貪欲になっている感じで

　一緒に回っていても

　心地よくなってきた。


　そんな中で

　１０月の末にスタジオでレッスンを受けて

　１１月の１日の『NP同好会コンペ』。


　いつものように１４時頃に

　成績表のFAXが流れてきた。


　目を疑った。


　H様

　３９　３７　７６

　ハンディ１６．２（持ちハンディ）

　グロス　５９．８


　ダントツの優勝


　過去のベストスコアーが８３なので

　一気に７つも更新。


　「あのH様が」・・・・信じられない。


　その夜の反省会（飲み会）では

　当然、H様ご満悦。


　「苦節、１５年！！！！！！！」


　本人も嬉しかっただろうが

　私も嬉しい。


　あのゴルフに向いていないだろう

　H様が７０台の仲間入り。


　「ベストスコアーはいくつですか？」と

　聞かれたら

　堂々と「７６」と答えられる。


　NP歴１５年、会員番号３８番は

　伊達ではなかった。


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　 福岡天神に近く、元トーナメントプロが完全な

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2025.11.10

宝満山登山！

　私は小学３～４年生の頃から

　星に興味を持っていて

　夢は天文学者になることだった。
　

　そんなこともあって

　１９８６年１８歳高校年の時

　７６年周期で出現する

　ハレー彗星を観るために

　宝満山山頂で観察する計画を立てた。


　そして同級生５～６人と

　天体望遠鏡、テントを持参して

　太宰府駅から徒歩（３km弱）で竈神社に行き

　そこから山頂まで２．５kmを

　目指した。


　そして山頂に到着し

　観察を試みようと思っていたのだが

　大きな誤算があった。


　勝手に

　「山の上は暗いもの」と

　思い込んでいたのだが

　あまりの景色の良さに

　福岡の市街地の明かりが明るすぎて

　星を観るのに適切ではなかった。


　結局、観察できずに

　友達とキャンプしただけみたいになった。


　そして・・・・・

　
　みんな寝静まった夜中、

　小便がしたくなって寝ぼけながら

　ふらふらとテントを出て

　歩いていると

　いきなりベルトのあたりを

　後ろに引っ張られる感じがあって

　尻もちこそつかなかったが

　後ずさりをした。


　はっと我に返ると目の前は崖で

　あと一歩進んでいたら

　転落していただろう。


　あれはきっと

　『神様』に助けられたと思っている。


　その時の私の数メートル後ろには

　お社がある。


　そんな思い出のある宝満山。


　３９年前のお礼も言いたくて

　何年も前から登りたいと思っていた。


　そんな中、１０月２７日の月曜日

　スタジオがお休みの日に

　家内と三女（２５歳）と夕飯を食べているときに

　「１１月３日の祝日、休みなら

　宝満山、付き合わん？」と

　三女に言ってみたところ

　意外にも

　「いいよ」と言ってくれたので

　宝満山登山が決まった。


　不安はあった。


　前回登ったのは３９年前なので

　どんな登山道だったかも覚えていない。


　登山が趣味の会員さんに

　「そんなに高い山ではないけれど

　意外にハード」と聞いていたので

　チョットドキドキ。


　そしていざ竈神社からスタート。


　岩だらけの道が永遠と続く。

　意外ときつい。


　６合目くらいで左膝、頂上近くで

　右膝に痛みが走り出して

　「大丈夫か？」と思いつつも

　頑張って頂上に到着。


　下を見下ろすと絶景が広がり、

　その後ろには

　お礼をしに来たお社が。


　一気に３９年がフラッシュバックした。


　お社にお賽銭をして

　当時のことと現在生かされていることの

　お礼を言うことが出来た。


　念願叶った。


　そして、お弁当を食べてから

　下山に。


　岩だらけ急な勾配は

　私の膝を痛めつける。


　そんな中で三女と

　「こんな道をよく天体望遠鏡と
　
　テントなんか持って登ったな」と

　言うと三女は

　「ありえない」と。


　「若かったから出来たことだったなぁ」


　そして無事に

　往復５km４時間半の山登りが終わった。


　スマホのヘルスメーターを見ると

　上った階数１９０階と出ていた。


　足場の悪い

　１９０階建てのマンションを

　往復したことになる。


　「そら、膝もやられるわ」


　家に帰り行きつけのサウナに向かう。


　膝が痛くてサウナの階段が登れない。


　「明日の仕事に影響するぞ

　まずいなぁ」と思いつつ。


　サウナ後、家に帰り

　湿布薬フェイタスを貼って

　様子を見てみると

　次の日はすっかり痛みは引いていた。


　「フェイタス恐るべし」


　今回の登山で一番良かったこと・・・・


　三女と初めて二人っきりで

　デート出来たこと。


　「付き合ってくれてありがとう」


　次に若杉山に登ることも約束した。


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2025.11.03

YouTubeは観ないほうがいい！

　「タイガーがお父さんと同じこと

　言っとったんやて」
　

　ゴルフに熱心な長女が言ってきた。

　
　ゴルフをする知り合いから

　聞いたとのこと。


　タイガーにある方が

　「ゴルフが上手くなりたかったら

　どうしたらいいですか？」と

　質問をしたところ

　タイガーは

　「YouTubeを観ないこと」と言ったらしい。


　私も常々

　「YouTubeのレッスン動画は

　観ないでほしい」と会員様には言っている。


　もちろん

　プロや上級者がプレーをしているものや

　プロのスロースウィング、

　アプローチをしているものなどは

　観ても構わない。


　あくまでも

　レッスン物は観ないでほしいと

　言っている。


　例えば

　「グリップは指で絡めるように」と

　言っているレッスンがあったら・・・・


　私は手のひらで握っている。


　指では握らない。


　例えば

　「スタンスは肩幅で」と

　言っているレッスンがあったら・・・・


　私はもっと広い方が安定する。


　例えば

　「アドレスで肩のラインもスタンスも

　ターゲットに真っ直ぐに構えなさい」と

　言っているレッスンがあったら・・・・


　私は昔からオープンスタンスが

　好きで真っ直ぐが嫌いだ。


　私は４スタンス理論で言うところの

　”B２”ってタイプだから

　パームグリップ（手のひら）を好むし

　ワイドスタンスが安定するし

　クロスタイプだから

　少し斜めに構えるのが

　気持ちが良い。


　日頃、レッスンをしていて

　体験レッスンで初めて当スタジオに

　来られた方が

　「YouTubeを観てゴルフを始めたけれど

　先生によって言うことがバラバラで

　どれを信用していいのか

　分からない」と言ってくる方は多い。


　４スタンス理論的には

　先生も４タイプいるから

　言うことがバラバラなのは

　当然で

　自分と違うタイプの先生のレッスンを

　聞いてしまったら

　”迷走”となってしまう確率は

　高くなる。



　私も出来は良くないが

　YouTubeにレッスン動画を

　挙げている。

　
　そのうちのほとんどが

　基礎編のようなものなので

　害はないと思っているのだが

　正直、最近は

　全部削除していいかもしれないと

　思うようになってきた。


　やはり、視聴する側が

　こちらサイドの意図と違う観かたをして

　勘違いをされたら

　申し訳ないと思うからだ。


　私がレッスンをするうえでの

　”信条”は

　生徒様個人にあった

　４スタンス理論や体格等も含めて

　その方に合ったオリジナルのレッスンを

　施すことである。


　よって

　私は『対面』でないとレッスンできない。


　生徒様を隅から隅まで観察し

　生徒様が気持ちのいい動きを

　一緒に探し

　レッスンをしていく。


　気持ちの悪いことなどは

　一切に押し付けたりはしない。

　
　なので

　YouTubeなどでその他大勢に発信する

　レッスンをすることが出来ないのだ。


　もし

　ゴルフ雑誌を発行する会社から

　「レッスン記事を書いて欲しい」と

　頼まれたとしても

　やはり同じ理由で

　断ることになるだろう。


　最近ではゴルフに限らず

　何かを始めようとすると

　YouTubeを参考にすることも

　多いと思う。


　それはそれで

　その方が役に立ったと思うのなら

　いいと思う。


　しかし・・・・・・・・


　あくまでも私の持論ではあるが

　ゴルフの場合はあまりにも

　難しすぎて

　YouTubeで上手くなることは

　観る方の捉え方にもよると思うが

　難しいと思う。


　タイガーも言った・・・・・・


　「YouTubeを観ないこと」


　私も賛成である。


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2025.10.27

強振するドリルは必要！

　「当たらなくていいから

　振りちぎって！」

　
　「１０球中１球でも当たればいい」


　私は日頃レッスンで

　会員様に全力で振る『強振』を

　求めることがよくある。


　例えば初心者の方や

　長年すごく悪いゴルフをしていた方が

　当スタジオに入会して

　レッスンを受けて

　スウィングがキレイになってきても

　自信がないし

　球に上手く当てたい気持ちから

　そっと振ってしまう。


　結果、当たらないし、当たったとしても

　全然飛ばないような結果になってしまう。


　そんな方に

　「振りちぎって！」・・・・強振を

　指導。


　いくらスウィングがキレイになっても

　躊躇したスウィングでは

　球に当たらない。


　スウィングがキレイな方は

　振りちぎれば振りちぎるほど

　ミート率は上がる。


　例えば私・・・・・


　私のスウィングは

　完成されたスウィングなのだが

　コースでのラウンド中、躊躇した時は

　ミスショットになる確率は

　増える。



　「空振りをたくさんした」

　「一日中トップばっかりだった」

　「大ダフリを繰り返した」

　このような話はよく聞く。


　このような方は

　球をクラブヘッドで

　上手く当てたいと思ってしまい

　振ることを忘れてしまった結果だ。


　振りちぎってない。



　「当たらなくていいから

　振りちぎって！」

　
　「１０球中１球でも当たればいい」


　初心者の方は

　まだまだ球を打った絶対数が少ないので

　当然、全部が全部当たるわけではない。


　１０球中１０球、

　何とか上手く打ちたいと思ったら

　いつまでたっても

　上手く打てる日は来ない。


　振りちぎって

　１０球中９球がミスショットでも

　１球がすごくナイスショットなら

　練習を重ねると

　１０球中１球が、１０球中２球

　１０球中３球・・・４球・・５球と

　増えていく。


　すると

　スウィングがキレイで飛距離の出る
　
　プレーヤーが出来上がる。


　スイングキレイな

　ちょっとやけくそな方がいい。


　ゴルフに限らず

　どんなスポーツでも

　躊躇して上手くいくことはない。


　練習の中に

　『強振』のドリルはあったほうがいい。


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2025.10.20

Bタイプが指で握るは良くない！

　「この方もか」・・・・・・


　先日入会された若い男性。


　体験レッスンを受けられてからの

　一回目のレッスン。


　４スタンスのタイプを調べてみると

　非常に分かりやすい”B1"タイプだった。


　体験レッスンの時にも

　グリップ（握り方）は

　「おそらく間違っていますよ」と

　指摘をさせていただいていたのだが

　やはり大きく誤った握りをしていた。


　私も人を指導するようになって

　３７年間経って

　NPゴルフスタジオで

　レッスンするようになって１５年

　４スタンス理論に出会って１２年以上、

　多くの経験値から

　生徒様のグリップを見て

　私が違和感を感じたら

　その方は大抵握り方を

　間違っていることが

　分かるようになってきた。


　その時は生徒様と一緒に

　心地のいい真っ直ぐに飛びやすい

　グリップ探しをする。


　そんな中で単純に

　フィンガーグリップとパームグリップ

　問題がある。


　その昔、４２年前・・・・・・・


　１４歳の私は

　２０～３０冊くらいのレッスン書を

　読み漁ってゴルフをスタートした。


　その多くのレッスン書の中に

　「グリップは指で絡めるように握る」って

　書いてあるものと

　「手のひらで握る」と

　書いてあるものがあった。


　いわゆる

　フィンガーグリップと

　パームグリップの２種類があった。


　子供心に

　「どっちを信用したらいいのだろう」と

　思ったけれど

　指で握るのはしっくりこなかったので

　手のひらで握る

　パームグリップを選択した。


　最近ではレッスン書よりも

　ユーチューブを観て

　ゴルフを始める方も多いと思う。


　握り方もしかりなのだが

　気になるのは

　その多くは指での握り方を

　指導している。

　
　４スタンス理論を知った

　今だからこそわかるが

　Aタイプはフィンガーで

　Bタイプはパームが

　圧倒的に握りやすい。


　「この方もか」・・・・・・・・


　本来、手のひらで握るべくBタイプの方が

　ユーチューブなどを観て

　指で握ってしまい

　汚いグリップになっている方は

　非常に多い。


　前出のB１の男性もユーチューブを観て

　指で握ることを学習していたらしく

　私がB１ぽい手のひらで握るグリップを

　お勧めすると

　「めっちゃしっくりくる」

　「しっかり握れる」と

　ニューグリップを気に入ってくれた。


　「この方もか」・・・・・・・・・


　もし自分のグリップが

　汚く感じ、しっかり握れてない

　Bタイプの方は

　思い切って手のひらで

　握ってみてはいかがだろうか。


　パフォーマンスが上がるかもですよ。



　前出の男性が

　初レッスンの日のレッスン終わりの

　帰り際に

　「ブログ見てます」

　「面白いです」と言ってくれたので

　きっとこのブログも読んでくれるだろう。


　「ネタに使わせていただきましたよ」



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